Duke on the Winds feat. Eri Ohno

Osamu Matsumoto

11月13日リリース

Duke on the Wind feat.Eri Ohno

Osamu Matsumoto

2023年11月13日(月) 発売

価格:3000円(税込)

※別途、発送手数料が掛かります

レーベル:Pacific House Sound

品番:ph-002

News

Distribution

※配信期間は2024年11月29日までとなります。

Live

Movie

Music

1.Solitude

 music : Duke Ellington / lyrics : De Lange Edgar Eddie, Mills Irving

2.Do Nothing Till You Hear From Me

 music :Duke Ellington/ lyrics : Russell Keith

3.I Got It Bad And That Ain’t Good

 music : Duke Ellington / lyrics : Webster Paul Francis

4.Take Love Easy

 music :Duke Ellington / lyrics : Latouche John

5.Something To Live For

 music&lyrics : Billy Strayhorn

6.A Flower Is a Love Some Thing

 music&lyrics : Billy Strayhorn

7.Mood Indigo

 music : Duke Ellington / lyrics : Bigard Albany, Mills Irving

8.Lotus Blossom

 music : Billy Strayhorn /lyrics : Andrew Gebert

9.Love You Madly

 music&lyrics :Duke Ellington

10.Lush Life

 music&lyrics : Billy Strayhorn

Musician

松本治 Osamu Matsumoto (arranger & conductor)

東京ユニオンなどのBIG BANDに在籍、1980年代以降は、坂田 明セクステット, 「Tipographica」 などに参加、山下洋輔BIGBANDの編曲・指揮者として作品を提供 『ラプソディー・イン・ブルー』 『新世界より』『展覧会の絵』『ピアノソナタ悲壮』『組曲、山下洋輔トリオ』 斬新な試みが賞賛された。2015年国際交流基金の企画でアジア各国の選抜された若者28名から成る “Asian Youth Jazz Orchestra” の音楽監督 を務め、東南アジア・ツアーを行う。自己のBIGBAND HFG運営の他、Jazzを木管 アンサンブルと歌で表現するグループを主催、指導者として1994年から2021年ま で洗足学園音楽大学ジャズコースで講師を務めた。

大野えり Eri Ohno (vocal)

1979年日本コロムビアから佐藤允彦プロデュースによる 『Touch My Mind』 でアル バムデビュー。以降 Hank Jones Great Jazz Trioとの競演盤 「Easy To Love」 を含め 8枚のアルバムをリリース。DJ.Kurushのアルバム参加、ルパン三世のエンディング テーマ歌唱等活動は多岐に渡る。 
2006年KIA Records から 『Sweet Love』 をリリース。2018年 『Live At Pit Inn』 2023 年 「WATARASE」まで7枚のCDをリリース。
現在、板橋文夫 米木康志との 「itayoN’eri」、清水絵理子・加藤真一との 「eri_eri jammin’』のユニットで精力的に活動中。抜群の歌唱力、温かなイントネーションで日本国内のみならず、海外のファン多数。  

太田朱美 Akemi Ohta
(flute)

小林豊美 Toyomi Kobayashi
(flute)

小森慶子 Keiko Komori
(clarinet, bass clarinet)

中山拓海 Takumi Nakayama
(alto sax)

本藤美咲 Misaki Motofuji
(baritone sax, clarinet)

米木康志 Yasushi Yoneki
(bass)

Comments

<山下洋輔さんのコメント>
松本治の革新的なアレンジに驚愕! 山下洋輔

<大友良英さんのコメント>
声と木管楽器たちとコントラバス。たったそれだけで、エリントンが20世紀 に私たちに授 けてくれた宝石のような音楽が、21世紀の今、見たこともない 輝きを発するなんて誰が予 想しただろう。光源はもちろんエリントンや、ビ リー・ストレイホーンの作品だけど、そ れを独特の輝きにしているのはエリ ントン愛に溢れる松本治の編曲指揮と大野エリの歌、そして参加ミュージ シャンたちのアンサンブルと即興演奏の素晴らしさだ。みんな生き生き伸び 伸びといい演奏しているなあ。我らが大先輩、敬愛する松本治渾身の一作!

<菊地成孔さんコメント>
<ジャズミュージシャンの中では有名な事だが、リスナーにまでは十全に届いていないこと>というのはよくある。トロンボニストとしても一流の松本治が、実は「隠れた名アレンジャー」として、独特の、かつ、素晴らしいアレンジメントの実力者であることは、その一つだ。ミュージシャンたちは皆、松本のこの才能が思いっきり発揮される作品をずっと望んでいたし、しかし、マイペースな松本がそうした作品 に熱心に取り組む様子もないことから、半ば諦めに近い状態でいた。本作は「エリントン・ソングブック」という、全アレンジャー / コンダクターにとって最も教科書的で、難攻不落のテーマに対し、「突如として」と しか言えないタイミングで、松本が、飄々と発表した名盤である。コンサバティヴとオルタナティヴのバランス、プレイヤー、シンガー「大野えり」の良さを引き出しながらコントロールする手捌きは、過去のどの「エリントン・ ソングブック」とも違う、枯淡の、かつ、青臭いほどの若々しさがみなぎっており、エリントンを神とする「ジャズの歴史」に対して、なんの力みもない。そこが素晴らしい。

<coba さんのコメント>
日本のトップジャズアレンジャー松本治さんの新譜を聴かせていただいた。
デューク・エリントン、ビリーストレイホーンのボーカル名曲を現代の感覚
で焼き直し、 世田谷のホール、サローネ・フォンタナで録音したものであ
る。 最初に耳を奪われたのは古典をきちんと尊重しながら縦横無尽に展開す
るアレンジの巧妙 さと、全演奏者達の耳の良さと卓越したグルーヴ感だ。編
成はボーカル、フルート2、ク ラリネット、アルトサックス、バリトンサッ
クスとクラリネット持ち替え、そしてコント ラバスの7名。所謂ドラム等の
リズムセクションをあえて含めない編成が大変新鮮で、パ フォーマンス全体
に自由なグッドグルーヴが駆け巡る。大御所ボーカリスト大野えりさん のエ
ラ・フィッツジェラルドばりのハリのあるボーカルが実にファンキーに、ま
たある時 は叙情的に、アイロニカルに、心に染み渡る。これを作り上げたア
レンジャーの松本さん はかなり大変だったと思う。随所に凝りまくったアレ
ンジを施す才能はもとより、一糸乱 れぬ演奏を録り切るリーダー
シップというか、執念のようなものを感じるのは 僕だけでは無いはず。 録音
の音も良い。この奥行感と位相の良さはマイクや多重録音を多用して作り上
げられた 近年の音には無い風格と本質を感じる。 日本のジャズ名盤がまた一
枚誕生した。             アコーディオニスト・作曲家 coba

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